アトピー性皮膚炎に対する鍼灸治療Q&A

アトピー性皮膚炎の治療には、さまざまな不安や迷いがつきものです。
「ステロイドをやめたいけれど、悪化が怖い」
「薬に頼らずに治す方法はあるの?」
「鍼灸って、子どもでも受けられるの?」
――そんな声が、当院にも日々届いています。

このページでは、アトピー性皮膚炎の鍼灸治療について、よくいただくご質問にお答えしています。
当院ならではの治療方針や考え方をもとに、なるべく分かりやすく、丁寧にお伝えしています。

不安を抱えながらも、前向きに治療を考えている方にとって、少しでも安心につながる情報になれば幸いです。

第1章:不安に多いご質問

A.「やめたら一気に悪化するのが怖い」――そんな不安は、実際にとても多く聞かれます。
当院では、ステロイドを使わない治療を基本方針としていますが、「ただ止めるべき」とは言いません。
回復に必要な“方向性”の理解と、ある視覚的な比喩を通して、正しい判断につながる考え方をお伝えします。

A. 痒みが強いとき、薬に頼りたくなる気持ちは自然なものです。
しかし当院では、薬は使わないことをおすすめしています。
なぜなら、痒みという症状を抑えることが、アトピー性皮膚炎の本質的な治癒にはつながらないからです。
私たちはその理由を、治療経験とある比喩を交えてお話ししています。

A.「何を食べると悪化するのか?」「逆に、よくなる食べ物はあるのか?」
アトピー性皮膚炎の患者さんから、よくいただく質問です。
当院では、「これを食べればよい」「これは絶対にダメ」とは言いません。
それよりも大切なのは、体に合っているか、治癒の妨げになっていないかという視点です。

A. 保湿は基本的におすすめしています。使うべきか迷われる方も多いかと思います。当院の考え方を詳しくご説明いたします。

A. 適切な治療と対処を行えば着実に良くなります。ただ、「完治」という言葉をどう捉えるかは、一度立ち止まって考える必要があります。

A. 「早く治したい…」その気持ちは、患者さんも、治療者である私も同じです。けれど、回復のスピードには理由があります。症状の重さ、これまでの治療、生活習慣――それらによって道のりは一人ひとり違います。当院の考え方を詳しくご説明します。

上部へスクロール